髪も眉も整えているはずなのに、なんとなく印象が変わりきらない。
そんな方、実は少なくありません。
美容師として鏡越しにお客様を見ていると、「あと少し」で印象が大きく変わりそうだな、と感じる瞬間があります。
その答えは、髪でも眉でもなく、姿勢にあることが少なくないんです。
カットもカラーも思い通りに仕上がっている。
眉もきれいに整っている。
それなのに、なぜか”垢抜けきらない”。
最初の頃は、僕もその理由が分かりませんでした。
でも、たくさんのお客様と向き合う中で、少しずつ気づいたことがあります。
姿勢ひとつで、人の雰囲気は想像以上に変わるということです。
仕上げのあと、鏡の前に立っていただく瞬間があります。
そのとき、肩が内側に入っていたり、少し猫背になっていたりすると、どれだけ髪型が整っていても、全体の印象が少し重たく見えてしまうことがあります。
表情まで疲れて見えてしまうこともあります。
逆に、ほんの少し胸が開いて自然に立てるだけで、「なんだか素敵ですね」と感じることも少なくありません。
姿勢は、髪型や服装より先に、雰囲気そのものを伝えているのかもしれません。
僕自身、数年前から筋トレや姿勢改善を続けています。
その中で気づいたのは、姿勢は「意識する」だけでは長く続かないということでした。
仕事中も、会話中も、「姿勢を良くしよう」と思い続けるのは難しいですよね。
だから僕は、
姿勢は、意識するものではなく、整えるもの。
そう考えるようになりました。
髪を整える。
眉を整える。
そして姿勢も整える。
どれも特別なことではなく、毎日の積み重ねなんです。
今日から難しいことを始める必要はありません。
鏡の前に立ったとき、
肩の高さは左右で違っていないか。
胸が自然に開いているか。
そのくらいを見るだけでも十分です。
一日中意識し続けるより、
毎日少しだけ整える。
その方が、きっと長く続きます。
髪も。
眉も。
姿勢も。
整える場所は違います。
でも目指しているものは、きっと同じです。
印象は、大きな変化でつくられるものではありません。
小さな手入れを積み重ねた先に、自然と育っていくもの。
grit.が大切にしているのは、いつもその積み重ねです。
次回のgrit.JOURNALは、
「筋トレを始めると、表情まで変わる理由。」
について書こうと思います。
身体が変わると、自信がつく。
自信がつくと、表情が変わる。
その小さな変化について、お話しできたらと思います。
