「最近、なんだか雰囲気が変わりましたね。」
お客様にそうお伝えすることがあります。
そう感じる方には、不思議なくらい共通点があります。
筋肉がついたとか、体型が変わったという話ではありません。
むしろ身体が変わるより先に、表情の方が変わっていることの方が多いんです。
久しぶりにご来店されたお客様を見て、
「何かが変わった。」
そう感じることがあります。
髪型は以前と大きく変わっていない。
眉もいつも通り。
それなのに、以前より明るく見えたり、自信があるように見えたりする。
最初は、その理由が自分でも分かりませんでした。
でも美容師として何万人ものお客様と向き合い、さらにパーソナルトレーナーとして身体づくりにも関わるようになって、少しずつ見えてきたことがあります。
筋トレを続けている人に共通しているのは、筋肉量ではありません。
表情なんです。
その変化は、身体よりも先に顔へ現れます。
まず血色が変わる。
姿勢が変わる。
目線が変わる。
そうすると、不思議なくらい表情まで変わっていきます。
姿勢が整うことで胸が自然と開き、人と話すときに相手の目を見る時間も少し長くなる。
その積み重ねが、自信になり、やがて顔つきや雰囲気まで変えていく。
僕は、それら全部をまとめて「印象」なんだと思っています。
だからこれは、「筋トレをするとモテる」というような話ではありません。
続けている人には、続けている人だけが持つ表情がある。
僕が何より惹かれるのは、その変化です。
美容室でも、トレーニングでも。
人は「変わった瞬間」ではなく、「続けてきた時間」の中で、少しずつ印象を変えていきます。
その過程を見られることが、この仕事の好きなところでもあります。
だからこそ、重さや回数を競う必要はありません。
週に一回でもいい。
二週間に一回でもいい。
大切なのは、やめないこと。
身体はあとから変わります。
でも表情は、もっと早く変わり始めます。
続けているという事実は、自分が思っている以上に、人の顔へ現れるものなんだと思います。
清潔感も。
眉も。
姿勢も。
身体も。
整える場所は違います。
でも、僕たちが目指しているものは、きっと同じです。
印象を整える。
それは一日で変わるものではなく、小さな積み重ねの先に、静かに育っていくものなんだと思います。
次回のgrit. JOURNALは、
「服より先に、サイズ感。」
というテーマで書こうと思います。
服そのものではなく、「自分に合っている」ということが、印象にどんな影響を与えるのか。
それはまた、次回に。
